例祭マニュアル

  ここでは例大祭の司会を担当される方にマニュアルとして使えるよう作成しています。

祭場について
 祭場は下図の様に設置されているとし、また神主並びに参列者には椅子が用意されているものとします。
 Aは神主の自座となり、B~Eは神主ならびに参列者様が動くときの停止位置です。
 参列者の数字は、上位の役職より図のように着座してください。
式次第ならびに典儀
式次第 典儀の発声 神主の行動 参列者の行動
  (例)「これより会社の発展と安全を祈願して平成XX年度の例大祭を執り行います。」    
修祓 「まず修祓(しゅばつ)の儀」 立ち上がってBに移動。  
    お辞儀を二回連続して行う。  
  「ご一同様、ご起立の上、ご低頭ください。」   起立して、頭を下げる。
(祓詞奏上)   祓詞奏上を始める。  
    祓詞奏上を終える。  
  「ご一同様お直りください。」   体を起こす。
(大麻祓い)   大麻でB神饌、Cで玉串を祓う。  
    参列者を祓うためDに進む。  
  「ご一同様、ご低頭ください。」   頭を下げる。
    参列者を大麻で祓う。  
  「ご一同様、お直りの上、ご着席ください。」   体を起こして、着席。
    Aに戻り、着席する。  
宮司(祭主)一拝(※1) 「宮司(祭主)一拝(いっぱい)」    
  「宮司(祭主)に合わせて、一拝を致します。
 ご一同様、ご起立ください。」
起立してDに進み、正面を向く。(※2) 起立する。
  「ご低頭ください。」 拝礼する。 拝礼する。
  「お直りください。」 体を起こして、Aに戻る。 体を起こす。
  「ご着席ください。」 着席する。 着席する。
献饌 「次に献饌(けんせん)の儀」 Bに進み瓶子の蓋を取る。  
    Aに戻り、着席する。  
祝詞奏上 「次に宮司(祭主)祝詞(のりと)奏上」 Bに移動。  
    再拝して祝詞を左横で伸ばす。  
  「ご一同様、ご起立の上、ご低頭ください。」   起立して、頭を下げる。
    祝詞奏上  
    祝詞奏上を終えたら祝詞を左横でたたむ。  
  「ご一同様、お直りの上、ご着席ください。」   体を起こして、着席。
    Aに戻り、着席する。  
玉串奉奠 「次に玉串奉奠(ほうてん)の儀」    
  「宮司(祭主)玉串を奉(たてまつ)って拝礼」 Cに進み玉串をとる。  
    Bに進んで玉串奉奠を行う。  
    Cに戻り、玉串をとる。  
  「続いて順次、玉串を奉って拝礼して頂きます。」    
  「まず、XXX様」(※3)   立ち上がってEに進む。(※3)
      玉串を受け取ったらBに進む。
      玉串奉奠を行う。
      席に戻る。
  「XXX様」(※4)   立ち上がってEに進む。
      玉串奉奠を行う。
      席に戻る。
撤饌 次に撤饌(てっせん)の儀 Bに進み瓶子の蓋をする。  
    Aに戻り、着席する。  
宮司(祭主)一拝(※5) 「宮司(祭主)一拝」    
  「宮司(祭主)に合わせて、一拝を致します。
 ご一同様、ご起立ください。」
起立してDに進み、正面を向く。(※2) 起立する。
  「ご低頭ください。」 拝礼する。 拝礼する。
  「お直りください。」 体を起こして、Aに戻る。 体を起こす。
  「ご着席ください。」 着席する。 着席する。
  「以上で平成XX年度の例大祭が滞りなく終了いたしました。」    
直会 「続いてご神酒による直会(なおらい)をいたします。
 準備ができるまでそのままお待ち下さい。」(※6)
参列者様にお神酒を注ぐ。  
  「神主様よりご挨拶を一言お願いします。」 挨拶をする。  
  「一同で乾杯」    
※1 省略する場合があります。
※2 宮司(祭主)は一拝のみを行います。事前の確認をしておくとよいでしょう。
※3 役職として最も上位になる方です(社長、取締役、事業所長など)
※4 玉串奉奠が終わるまで、これを繰り返します。
   部長が玉串奉奠される場合、その部署の方は列拝をしてください。
   関係協力会社の代表者が玉串奉奠をされる場合、参列する他の関係協力会社は列拝してください。
   玉串奉奠の最後の方の時に、神主に合図を送ってもらうと助かります。
※5 ※1の宮司一拝を省略した場合は、ここでも省略します。
※6 直会は場所を移して事前に用意した食事を頂く場合もあります。ここでは現場でお神酒を頂くことを前提としています。
    スタッフは、かわやけ(コップ)を神主、参列者に配って下さい。
    神主が最前列の参列者にお神酒を注ぐことが多いようです。その場合、神主と他の参列者にはお神酒を注いだかわやけ(コップ)を渡します。